実践派FPのスローリッチのすすめ

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欲張りの極致は欲望の制限に至る

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実践派FP(ファイナンシャルプランナー
斉藤俊行(豊島区FP)のスローリッチのすすめブログです。
読者の皆さまのお金と幸せと成功に、
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本日のテーマはこちらです。

テーマ:『 欲張りの極致は欲望の制限に至る 』

4月19日(日)21時~NHKスペシャル
マネー資本主義
”暴走”はなぜ止められなかったのか
~アメリカ投資銀行の興亡~

第一回を見ました。
この番組の主旨は、
「マネーの暴走はどうして起きたのか。
なぜ誰も止められなかったのか。
ウォール街の関係者を緊急取材、
金融危機の主役となった
投資銀行の躍進から破たんまでの道のりを描く。」
というものです。

昨日は、家族でこの番組を興味深く見ていました。

アメリカの大手投資銀行が利益至上主義と
ディーラーへの成功報酬制度が青天井(制限なし)になるなか、
いつしか、
投資銀行で働く者たちも顧客利益を無視し
自分たちの欲望に支配され投資業務を行うようになった
と元社員や元役員が告白する場面もありました。

投資銀行の顧客である
一般の金融機関(機関投資家)や年金基金
および投資家を手玉にとっていた
という話なので、
当時の金融商品の元締めであった投資銀行は、
通常の金融機関とは違った存在であることがイメージできます。

このNHKスペシャルマネー資本主義は、
全5回なので続きを楽しみにしています。

いずれにせよ、
今回のサブプライム問題をきっかけに、
アメリカ資本主義である金融バブルがはじけました。
しかし、
その事件の発端は、
金融システムというシステムの問題というより、
関係者の”強欲”といった方が正しいでしょう。

実際、番組の中でも”人の強欲”が、
投資銀行をエスカレートさせたと解説されています。

投資信託などのように目論見書などで、
投資方針や投資先が明確化されているものでは、
暴走することはありませんが、
レバレッジ(借り入れ金)比率が30倍程度まで
大きくできた投資銀行の投資活動は、
予想が当たれば短期間で大儲けできますが、
もしも、アテが外れたらとんでもないことになります。
会社の経営が自己資金の30倍の借金に
依存しているのと同じで
それも投機を繰返しているのであれば、
経営リスクは無制限に膨れ上がるというものです。

一般の金融機関はそんな経営リスクは負いませんので、
アメリカの投資銀行は金融機関の中でも異質だったといえます。

今回、このNHKスペシャルマネー資本主義を見て思い出した本は、
永漢(きゅう えいかん)氏の「自分の財布は自分で守れ」です。
その中で、
”欲張りの極致は欲望の制限に至る”という章があります。
そこで書かれている文章が何とも意味深だったので
ご紹介します。

お金の「味」は使うことから先に覚える。
お金さえあれば、
欲しいものは大抵、手に入るし、
望みは九分通りかなえられることがわかると、
人は次第に欲張りになる。
しかし、
「欲望は無限で、欲望を充足する手は有限である」
というのが世のならいで、
それが経済学の出発点になっている。
だから何とかして、
お金を手に入れたいと思うようになるが、
お金のことはなかなか思い通りにならない。
そこで悪心がムラムラと起こり、
生活保護でもらってきた老女の財布を奪ったり、
タクシーの運転手をうしろから殴ったりといった単細胞もいれば、
大金持ちの後家さんはいないか、
大金持ちの一人娘はいないか、
と無いチエを搾(しぼ)る者も現われる。
お金がなければ、
ある者から奪うなり、
もらうなり、
とにかく分け前にあずかりさえすれば、
早速にもお金を使える。
そういう考え方をする者は後を絶たない。



永漢(きゅう えいかん)氏が指摘した
”お金の味”についてのこの解説はとても的を得ています。

この言葉は、
金融機関や投資やマーケットだけに限らず、
日常の人との付き合いやビジネスの取引上でも
自分に役立っています。

私は若い頃にこの文章と出会いましたので、
それを自分自身の行動指針に生かしたり、
他人との付き合いやビジネスでは、
自然と注意心が働くようにもなりました。


余談になりますが、
会社を経営している中で、
人が本当の犯罪に至る行為は目にしませんが、
むしろ他人の小手先の計算高さやケチな考えや行動を見てしまうと、
永漢(きゅう えいかん)氏のこの文の下りを思い出します。
そしてすぐに、
己(おのれ)は大丈夫かどうか振り返り、
失礼な振る舞いや無責任さはないか
自分自身の考えや行動に対しても注意深くなります。

顧客感情を考慮せず目先の利益を追求する
ケチな考えや行動を営業活動で行えば、
その事業は衰退していくことは昨今のニュースからも理解できます。

本来、処分するべき品物を顧客に売りつけたり、
会社都合で通常料金のほか安易に割り増し料金を請求したりすれば、
そのお店や企業に対して安心して付き合えなくなり、
警戒心が強まり、せっかくの信頼関係も壊れます。
また、その顧客は裏切られた気持ちになってしまうから、
すぐまたは近々、目の前からいなくなってしまいます。

一人の顧客を得るために使う費用と時間と労力を考えれば
本当に馬鹿げた行為です。
新規の顧客営業も必要だけど
まともな経営者なら良心的な既存顧客を大切にする方が、
はるかに効率がよいと経営判断できるはずです。

私もいつも通っていたお店に行かなくなったり、
業務を依頼していた企業との取引を止める時には、
相手の目先の計算高さやご都合主義の調子よさ、
または嫌悪感を感じてしまうしたたかさなどが
読み取れてしまったことが
主な理由になることが多いです。

私が鈍感であれば幸いだったのですが、
直感ですぐ敏感に反応してしまう気質のため
そんなときは疲れれてしまいます。

相手の態度や行動から計算高さや無責任さや
卑(いや)しさを感じてしまうことはととても残念で
また、そんなことをされれば
人の心は急速にさめるものです。

そうであるからこそ、
自分の仕事の中で顧客対応には
十分に注意をはらっているつもりです。

でもよく考えてみると、
計算高さや、卑しさも、
その根本(こんぽん)は人間の「お金に対する欲望」です。

それは誰でも持っているものでもあるので、
常に理性を持って”強欲”をコントロールしなければ
人間関係もビジネスも上手く機能しないことが分かります。
欲望を向ける先が自分自身であれば、
成功や成長を手に入れる可能性がありますが、
顧客など他人へ”強欲”をぶつけたら、
とんでもない話で迷惑の極みです。

こうならないためにも、
日頃から資金に余裕を持たせることが大事です。
自分の財布にゆとりがあれば、
少なくともお金の面で粗相をしたり、
信頼を失うことはしなくなります。

また余裕資金を作るためには、
毎月の収入から資産形成をすることになります。
それだけの資金を拠出するのであれば、
家計のやりくり上手にならなければなりません。

余裕資金以外でも、
結婚費用や教育費やマイホームの取得、
そして、老後の生活費に至るまで、
充実した生活をするためには多くの資金が要ります。

普通に考えても、
こんなにお金が必要なのだから、
それに対処するには、
欲望をコントロールするしかありません。

更に、お金持ちなりたいという願望がある人は、
欲望を抑える意志の力がもっと必要だということでしょう。

また、
先に出てきた投資銀行を例にでも
数十倍のレバレッジをかけて大儲けを狙う場合
自己資金だけで投資をする以上に、
心理リスクのコントロールや欲望を抑制しなければなりません。


つまり、
欲望を満たすためには、まず欲望を制御することがスタートになり、
金銭的な願望などが強ければ強いほど、
その欲を押さえつける力も比例し必要だということです。


『 欲張りの極致は欲望の制限に至る 』


読者の皆さんのご参考になれば幸いです。



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コメント

なるほどです

はじめまして 
こんにちは SONと申します。

この記事内容はしっかりと心に刻んでおかないといけないことですね。

>欲張りの極致は欲望の制限に至る

欲望のコントロールができるように日々精進していこうと思います。

ではまた!!

  • 2009/05/10(日) 15:48:50 |
  • URL |
  • SON #-
  • [ 編集]

コメントありがとうございます。

SONさま
コメントありがとうございます。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。

  • 2009/05/11(月) 12:23:31 |
  • URL |
  • 斉藤 #-
  • [ 編集]

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