実践派FPのスローリッチのすすめ

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株式と債券の違いを神経経済学がつかまえた(欲望と尻すぼみ)

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実践派FP(ファイナンシャルプランナー
斉藤俊行(豊島区FP)のスローリッチのすすめブログです。
読者の皆さまのお金と幸せと成功に、
少しでもお役に立つ記事を書けるようにブログへ取り組んでいます。


本日もブログをはじめますので、
どうぞよろしくお願い致します。

本日のテーマ:
『 株式と債券の違いを神経経済学がつかまえた(欲望と尻すぼみ) 』


以前このブログでも、
人間の行動心理と経済活動について
解説されている、
『経済は感情で動く(はじめての行動経済学)』
著者:マッテオ・モッテルリーニ
をご紹介し記事を書きました。

その著者・マッテオ・モッテルリーニの第2弾である、
『世界は感情で動く(行動経済学からみる脳のトラップ)』
最近、買って、いま読んでいます。

この本の中で、
「リターンを考えすぎる人、リスクを考えすぎる人」
―欲深と尻すぼみ

という章で、
神経科学者(ブライアン・ナットソン)と
金融経済学者(ピーター・ボサルツ)が
2007年夏に発表した共同論文が
「ニューロ・サイエンス・ジャーナル」で展開されており
その内容を解説をしているところがあります。

それは、
私たちが経済的選択に干渉したがる自分の感情を
どのように管理している
かを理解するための新たな試みです。

以下は本書に書かれている内容です。
少々長くなりますが、
意味が伝わるように省略せず伝えます。
ちなみに文章に出てくる、
ニューロンとは神経細胞と解釈します。

二人が考えたことは、
ある選択をする「前に」、
いかなる神経回路が活性化するかを観察することによって、
金融面での行動
(たとえば株と債券とで、どっちに投資しようかといった)を
予見できないだろうか、
というものだった。
株か債券かで迷っているときの脳の中を覗くことが出来れば、
脳の活動をもとにして、意識がそれを知る前に、
私たちがどんな行動をとるかを知ることができる。

これは馬鹿に出来ないことだ。
なぜならば、
これが出来れば、
誤った選択を前もって知り、
それを避けることができるからだ。

<株式と債券の違いを神経経済学がつかまえた>

 彼らのレビュー論文
「金融決定に先行する神経活動」
最近の神経金融研究の実験データが、
貯蓄や投資に及ぼす効果を理解するには、
金融理論と解剖学の初歩的な知識が必要である。
 さてはじめよう。
金融界で合理的選択をするには、
リスクと期待リターンの関係を考えることが不可欠だ。
ありふれたことだが、
危ない道を選ぶには、
「リスクに見あう報酬」が欲しい。
それがなければ、
誰が平坦な道をあきらめようか。
投資家はだから、
危険の少ないもの(たとえば債券)に比べて、
大きな利益が期待できる場合は、
大きなリスク(株券を買った場合など)を
背負う覚悟が出来ていなければならない。
理論的には、
リスクが高くなればリターンも大きくなる。

言い換えれば、
大きなリスクを背負う人ほど、
それだけ余計に儲かり(あるいは損をし)、
背負うリスクが小さいほど、
儲けも(損失も)それだけ少なくなるのだ。

 しかしここで注意をして欲しい。
インドの経済学者ライニッシュ・メーラ
(現在はカリフォルニア大学に所属)と、
アメリカの経済学者エドワード・プレスコット
(現在はミネソタ連邦準備銀行とアリゾナ州立大学に所属)が、
1985年に書いた後しばしば引用される労作
『割のよい株式の謎』のなかで、
豊富な資料を使って説いているところによると、
ここ百年のあいだに、
株式銘柄のリターンは、
債券の収益を約5.6%上回っている。

大胆に株を買った人たちへのいわゆる
「リスクへの報奨」は大きくなっているはずだ。
もしそうなら、
論理的に見れば、
投資家たちは、株券のリスクへの報奨(約6%)と
債券の平均的収益(約1%)のあいだの違いを
もっと利用する気になるだろう。
しかしそうなると、
株式銘柄への投資要求が高まり、
その平均価格の高騰を招くことになる。
すると期待リターンが減少し、
それとともにリスクへの報奨も減少する。
こうして株式のリスクの報奨は、
リスクの少ない債券銘柄の収益率に近づいてしまう。

ところが実際にそうなったことはこれまでにない。

それが起こらないようにするための正真正銘のパズルが、
まさに『割のよい株式の謎』なのである。
 
 しかしながら、
個人投資家は理論どおりに動かないことは
周知の事実である。
非合理的行動がごく一般化していることは、
医学分野のイメージング技法を導入した神経経済学が
すでに明らかにしている。
実験の結果から、
お金を管理する神経回路は、
他のあらゆることを管理する回路と同じであることが
判明しているのだ。
 私たちはふつう、喜びを求め、苦しみを避けようとする。
金融の分野になると私たちの頭は、
リスクを潜在的利益と潜在的損失の
あいだの取引のなかでとらえる。
たとえば期待リターンに焦点をあてれば、
潜在的利益のほうに重きを置いて選ぶから、
その分リスクが増える。
反対にリスクのほうに注目すれば、
潜在的損失に注意が向かうから、
リスクがそれだけ減少する。
どちらにしても、
極端になりすぎると、
リスクとリターンの正しい関係が見えなくなり、
同じような正反対のエラーを犯すことになる。
つまり、
前者の場合は冒険をしすぎ、
後者の場合はしり込みしてしまうのである。

 
 しかしこのような現象を実験室で確かめるには、
どうしたらいいだろうか。
実は株券と債券のあいだの選択や、
株券同士の売買の選択をシミュレートするために
作られた研究室では、
あらゆる投資の決定前に、
「側座核」と「島」という、
脳の二つの領域が活動することが確かめられた
のだ。
 
 さてここで、解剖学を覗いてみよう。
線条体の「側座核」は「感情脳」の「喜びの中核」で、
ドーパミン系の神経伝達物資を豊富に含み、
報償の勘定を任されている。

ごちそうやセックスやドラック(とくにコカイン)を
前にして活性化するのは、
まさに、この領域のニューロンなのだ。

「島」は、本能的感覚(身体的苦痛)や、
それに伴う否定的感情の評価を無意識に行う、
皮質の一領域である。


実験では、この回路の活性化が、
その後の選択に影響することが突きとめられた。
たとえば、
「リスクの高い」株と「確実な」債券とのあいだの選択では、
株を選択しようとすると「側座核」が活性化した。
この場合は、
利益への予測からくる喜びが、
損失への予測からくる感情をはるかに上回ったのだ。

債券への選択に先んじて活発になるのは「島」のほうだが、
こうなると、
損失を出すリスクに結びついた否定的感情が高まる。
 
要するに、
利益が出ると予想しただけで、
脳の同じ部位(側座核)で喜びと恍惚感(こうこつかん)が生まれ、
衝動的に危険な銘柄に投資してしまうわけである。
「島」が活性化するときには、同じメカニズムが、
今度は反対方向に働く。
こうなると、
否定的な感情が私たちを臆病にしてしまう。
どちらにしても、
リスクとリターンのあいだの正しい関係は、
感情的本能的反応によってゆがめられてしまうのである。


以上、
「世界は感情で動く」(行動経済学からみる脳のトラップ)
第34章
リターンを考えすぎる人、リスクを考えすぎる人(欲深と尻すぼみ)
から文章を抜粋。


ちなみに、
私はリスクがあることでも成功や大きな収益が期待できる場合は
リスクよりも成功や大きな収益を強くイメージする性向があるので、
だから、
債券よりも株式への投資することをいつも好むのだ
という理由が神経学的側面からも理解できました。
確かに、
過去からさかのぼり考えてみても、
チャレンジするときは恐怖心はあまり感じず、
ワクワク感が強化されます。
同じような行動を繰返すタイプは、
ベンチャー起業家に多いような気がします。

反対に同じリスクを認識した場合、
潜在的損失に注意がいつも向かうのであれば、
常に安全確実な行動を選択する人になるのでしょう。

このようにどちらか一方へ偏りすぎる傾向からも、
経済合理的に考え、
アセット・アロケーション(資産配分)により
株式と債券などを組み合わせるプロセスが効果的なのでしょう。
アセット・アロケーションは、
”資産運用”という概念から、
また投資を長く続けるのであれば合理的といえます。

でも本書でも書かれていた通り、
人間は経済的にも非合理的で
感情で動いてしまう生き物です。
つまり、
経済動向や金融市場の動きなど外的要因から、
自分の予想を超えてしまうような場面では、
リスクとリターンの正しい関係が見えなくなり、
経済合理と正反対のエラーを犯すのは、
確かにあると思います。

最近fでは、
この100年に一度、未曾有の金融危機において、
株式市場で株価が暴落する局面で
恐怖心から
世界中の個人投資家がパニック売りをしたことなどは
その典型といえるかもしれませんね。

世界の著名投資家である、
ウォーレン・バフェットが言うようなこと
「他人が貪欲なときは尻込みし、
 他人が尻込みしているときには貪欲になる」
この言葉の通り経済合理的に、
いつも実践できれば、
誰もがお金持ちになれるチャンスに恵まれるのでしょう。

今日も色々とブログへ書きましたが、
私は、お金持ちなれるかどうかの
分岐点にもなるようなものを
本書を読み、感じた気がします。

今日は認知神経学の視点から
マネーについて記事を書きまとめてみました。


『 株式と債券の違いを神経経済学がつかまえた(欲望と尻すぼみ) 』
読者の皆さんは如何でしょうか。



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人間が如何に不合理かが良く理解できます。
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