実践派FPのスローリッチのすすめ

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結果よりプロセスに目を向ける(あと知恵の罠に陥らないために)

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実践派FP(ファイナンシャルプランナー
斉藤俊行(豊島区FP)のスローリッチのすすめブログです。
読者の皆さまのお金と幸せと成功に、
少しでもお役に立つ記事を書けるようにブログへ取り組んでいます。


世界的に低金利政策を実施する中で
以前に比べマーケットも少し落ち着きを取り戻しつつあります。
まだ市場の緊張感がほぐれたわけではないので
一個人投資家の感想としては、
短期の株価の乱高下や
「油断は禁物」を百も承知の上、
10月の最悪期よりも地合いは良い感じといえます。
事実上、日本もアメリカも政策金利の調整から
市場へ資金を供給する量的緩和へ移行しましたから
第一番目の解決課題であるマーケットの流動性問題は
ある程度、改善されて行くのではないかと思われます。
あとは、
オバマ次期大統領への希望が失望へ変わらないかどうか
引き続き注視して行きたい考えです。

さて本日のテーマへ入ります。

テーマ:
『 結果よりプロセスに目を向ける(あと知恵の罠に陥らないために) 』


これから冬休みに備え
今まで読んできた本を整理しています。
もう一度、読み返してみたい本を選ぶためです。

そんな作業をしている中で、
経済は感情で動く(はじめての行動経済学)」(紀伊国屋書店)
著者:マッテオ・モッテルリーニ
を改めて手に取ることになりました。

冬休みの間に読む予定でしたが、
早速、また少し読み返してしまいました。

この本をひとことで言えば、
「人間の行動は合理的な生き物のように思われるが、
 非合理的な判断で動くことが多分にある」


ということを認識論や経済学を研究している著者が
人間という面白い存在の頭の中を本書で
解き明かしてくれています。

人間は感情で動く、
人間は合理的なようでそうでない。


このような事実は、
生身の人間である私たちは、
日常生活を通じ実感が伴うものですね。

その本を読み進める中で、
改めてピンと心に響いた項へ目が止まりました。

それは、
「経験がじゃまをする」という章の中の
「結果よりプロセスに目を向ける」というところです。

今回のブログのタイトルはここから取りました。

この「結果よりプロセスに目を向ける」というのは、
結果を重視しないという意味ではありません。
結果は大切です。

でも「結果だけで全てを判断すると間違えを犯す」
と人間の思考と行動パターンから著者は指摘します。

本書に書いてある言葉をそのまま抜粋しますと以下の通りです。

『ある決定が正しいかどうかを知るには、
 その決定にともなう結果を考えるのではなくて、
 決定のプロセスを考えなければならない。
 「結果はどうでもいい」と言っているのではない。
 結果は大事である。
 けれども結果にばかり気を取られると、
 決定する前に直面していたリスクや
 不安定な状況を見過ごしてしまいがちなのだ。
 問題は結果が分かった後で(事前に予測するのは不可能だ)
 ある決定を評価するという方法が、
 将来何かを決定するときのやり方に影響を与え、
 よくない結果を出ししまうことである。』


こう述べた後、要するに著者は、
『過去から学ぶことは簡単で手っ取り早いように思えるけれど、
 実際には「罠が多い」ということなのだ。』

と結論付けています。


これは要するに、
自分の判断と関係がある結果なのかどうかであり、
言い換えれば、
単なる偶然や偶発的な事故から結果を重視しても意味がない
ということです。

また結果に対して、
再現性がもてるかどうかも重要であり、
まぐれ当たりでは経験を元に判断しても意味はありません。

それに、
結果が良くなければ、その行動に対して
過去も未来も全否定するのは極端すぎることいえます。

結果を知る前に決断することは難しいが、
結果を知ったあとであれば、
後から結果に対する予兆や
もっともらしい理由などを解説するという
「あと知恵」であれば、
誰でも比較的簡単にできるということも言えます。



最近であれば、
100年に1度の危機、未曾有の金融危機が
投資家を直撃しました。
株や不動産など全ての資産価格も下落しました。

したがって、
十分に検討し正しいと思われたプロセスを経て
国際分散投資を図り資産運用、資産形成に取り組んできた
個人投資家を落胆させる結果になりました。

だからといって、
長期の分散投資を全否定するものではないし、
検討し順序立てて資産配分(アセットアロケーション)した手順まで
不要であるという結論と結びつけるべきではありません。

アジアや新興市場へ投資するファンドの
下落率がここ数ヶ月の間、最も大きいからといって
これから先も投資先から一切排除するのは
投資機会を逃すという逆の意味で危険です。

また投資が危険だから、
これから先は預貯金しかないというのも早合点です。

全て結果しか検討せず未来を判断すれば、
こうした判断をしやすくなります。

特に投資の場合は、
「羹(あつもの)に懲(こ)りてなます吹く」
という傾向が強いです。


グローバル経済に目を向けても
今回の金融危機が起きた結果から
各国から意見が出ています。

その中でも、
フランスのサルコジ大統領やドイツのメルケル首相は
資本主義に問題があると言っています。

資本主義ではなく、
社会主義、共産主義をよいとしている思想かどうかは
よく分かりません。

しかし、
はっきりといえることは、
資本主義経済のシステムがよくないということではなく、
一部の「ならず者」がマーケットで暴走し過ぎないようにも
「規制」や「秩序あるルールの制定化」を盛り込み
資本主義経済のシステムが正常に稼動できるように
して行くことが重要です。

未曾有の金融危機が起きたから
資本主義という経済のシステムそのものが悪く
別の経済システムへ変更しようというのは
明らかに極論過ぎます。

以上、
色々と記述してきましたが、
パニックになるような一大事が起こると
私たちの思考回路は正常には働かず
合理的な行動が出来なくなることもあります。
「あと知恵の罠」に陥らないよう
十分に気をつけて冷静に判断していきたいと思います。

『 結果よりプロセスに目を向ける(あと知恵の罠に陥らないために) 』
読者の皆さんは如何でしょうか。


引き続き、
読者の皆さんのお役に立てる記事を書きたいと思いますので
どうぞよろしくお願い致します。
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本日も最後までブログをお読みくださりありがとうございました。


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テーマ:お金の勉強 - ジャンル:株式・投資・マネー

コメント

長期の分散投資を全否定はしませんけど、入るタイミングでは10年では損が出ることを認めた方がいいような気がします。
近頃市場が安定しているようにも感じますが、もう一波乱あるんじゃないですかね?アメリカはこれからもっと酷くなるでしょうし、中国だってアメリカと同じような状態ではないでしょうか。
ブログを読んでいると、投資信託の購入等を薦めているような感じにも読み取れますが、まだまだ波乱がある可能性の方が高いと思うし、キャッシュの強みはかなりあると思います。
世界の通貨を見て、円だけが強いわけだし、キャッシュを預貯金にまわすことは決して逃げではないと思います。

  • 2008/12/25(木) 00:14:34 |
  • URL |
  • まる #-
  • [ 編集]

思っていた結果にならなかった際には、「なぜ当初そう考えたのか」「思っていた結果と実際の結果のズレはなぜ起こったのか」を検証しないといけないというのが私の考え方です。そして特殊な事情が結果を左右したのなら、当初の考え方を完全に否定するのは、やはり陥りやすい罠と言えるでしょう。例えば最近円高になっているため、日本の通貨は強いなあ~と考えるのは間違いだと思います。日本の借金はついに800兆円突破が濃厚、金利も依然世界で最も低い水準、国債の信用格付けも主要先進国に及びません。。。悲しいかな円建て資産のみを持っていては将来危ないかもという事実は、景気が良かった2~3年前も、不景気の現在も特に変わっていません。タイムリミットが長い資金は、やはり何らかの形で分散しておく方が結局無難だろうという考えですが、いかがでしょうか!?

  • 2008/12/25(木) 00:55:49 |
  • URL |
  • 岡山県人 #-
  • [ 編集]

国際分散投資を個別株や債券や通貨でやるのもよいし、当面の必要資金を預貯金や現金として手元に置くのは欠かせません。それを否定することは全くないですし、人へもそのようにアドバイスしています。100年に一度の金融危機といわれていますから、現時点の状況は過去データの連続性と違うものです。しかし、投資信託を活用し国際分散投資するのであれば10年単位で投資期間をとって長期で資産形成に取り組みたい考えは全く変わりません。10年経ってもパフォーマンスが改善されていないのであれば、その時に考えを改めればよいでしょう。ただ価格変動がある投信は毎月購入し、人にもドルコスト平均法を取り入れることを推奨していますし、この作業は後に功を奏すと考えます。金融危機以降、投資家を落胆させ更に悲観的なニュースばかり目に入りますから、資産形成に対する不安やネガティブな感情を持つのは一般的なことだと思います。
ただ個人的に言えることは、不愉快の種には近づかずかない方がよいのではないでしょうか。

  • 2008/12/25(木) 12:51:51 |
  • URL |
  • 実践派FP斉藤 #-
  • [ 編集]

こんにちは、にしやんです。
> 一部の「ならず者」がマーケットで暴走し過ぎないように
市場を引っ掻き回されて、今のような事態に陥ったように思えます。
きちんとしたルールを制定することは大切ですね。
では、応援して帰ります。

  • 2008/12/25(木) 12:58:32 |
  • URL |
  • FX初心者のサラリーマンでも勝てる!脅威のFXシステムトレード講座 #-
  • [ 編集]

岡山県人さま
コメントありがとうございます。
円建て資産がよいときもあれば、そうでないときもあると思います。
円高、円安の問題は大きさに関係なく今後も繰返されるでしょう。
経済はいつも変化し動きますから、短期間で大きく狙いに行くのでなければ
毎月積立型の投資手法と長期的な視点で分散投資を行う方がよいと私は思います。
いずれにせよ、
変化の状況に自分がいつも振り回されるのではなく、
直面するリスクに対して、
いかに対処していくかが投資を続ける上で重要だと認識しています。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。

  • 2008/12/25(木) 13:40:56 |
  • URL |
  • 実践派FP斉藤 #-
  • [ 編集]

にしやん様
コメントいつもありがとうございます。
いつも応援感謝しています。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。

  • 2008/12/25(木) 13:50:19 |
  • URL |
  • 実践派FP斉藤 #-
  • [ 編集]

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