実践派FPのスローリッチのすすめ

本業を大切にしプライベートも充実させながら、ゆっくりと「賢明で幸せなお金持ちになりたい人」を意識したブログです。金融基礎知識のない初心者のために保険や投資信託などにも触れていきます。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

オバマ版「ニューディール」政策を支えるための必要条件とは

ブログ・ランキングはこちら
      ↑ ↑ ↑   
(一日一回、応援クリックどうぞよろしくお願い致します)

実践派FPファイナンシャルプランナー
斉藤俊行(豊島区FP)のスローリッチのすすめブログです。
読者の皆さまのお金と幸せと成功に、
少しでもお役に立つ記事を書けるようにブログへ取り組んでいます。


早速、今日のテーマはこちらです。

オバマ版「ニューディール」政策を支えるための必要条件とは』

金融危機に関するニュースが毎日続いています。
実際に未曾有であることは確かで、
このような経験は、
自分が生きているあいだでは最初で最後かと思います。

私も見識者の論文を読んだり
またはテレビの討論番組などを見ながら
金融市場の安定化のための対応策を
自分の頭の中でも考えたり、
解決までのシナリオを描いたりしています。

そして、
そんな中で時々目にしますのは、
オバマ版「ニューディール」政策
またはオバマ流「ニューディール」政策という言葉です。

そもそもニューディール」政策とは何かといえば、
有斐閣 経済辞典に書いてある言葉をそのまま
紹介すると以下の通りです。

ニューディール(New Deal)
 1929年に始まり深刻の一途をたどっていた
 アメリカ大恐慌を克服するため、
 1933年3月からルーズヴェルト大統領により
 実施された不況克服・経済再建政策をいう。
 自由放任主義の経済は行き詰まり、
 政府が国民経済の各部門に介入し誘導しつつ
 購買力を増進して経済再建を図ることを基調とした。」


この1930年代の当時のアメリカと今のアメリカでは、
経済の中味も規模もグローバルな視点からも異なります。

世界大恐慌の当時は
アメリカの失業率は25%に悪化し、
破綻した銀行数は約5,000行に達しています。

また国際協調されず各国がばらばらな対応をし
保護政策を取っていました。
だから、
1930年代当時と現在の金融危機や景気後退を
同じようには語ることが出来ませんが、
自由放任主義の行く末という点では、
今回のサブプライムローン問題、CDS問題をきっかけに
招いた未曾有の危機からは共通する点も伺えます。

ちなみに、
「CDS」とは
「Credit default swap(クレジット・デフォルト・スワップ)」の略称です。
リスクを回避するために開発された金融商品であり、
企業の債務不履行(デフォルト)を対象にしています。
要するに、
「企業が倒産して借金(貸したお金)が返済されなくなること
 に対する保証・保険を金融商品化したものです。」


そして、
先述しましたニューディール」政策について
もう少し説明を加えますと、
フランクリン・ルーズヴェルト大統領が
「救済、回復、改革」を掲げ、
政府が財政支出を大幅に増やして
米国民の雇用を支えるために
打ち出したのが、
「ニューディール」政策です。


その「ニューディール」政策同様に
効果的なオバマ版「ニューディール」政策
大統領就任後すぐに打ち出されることが期待されています。

マーケットもこの点は敏感に反応しますから、
希望から失望に変わらないよう、
米国政府の迅速な対応が望まれます。


ただ今のような市場が不安定な危機状態であれば、
一般的でありきたりな、
政府がお金を使う財政政策や
FRBの金融政策では、
「アメリカ経済の巻きなおし」には、
つながりにくいかと思います。

以前、
このブログでも今の危機は金融危機であるが、
本質的には「信用危機」であると書きました。

このように金融市場(マーケット)が信用しない、
金融機関同士が相手を信用できない、
こんな状態では、
銀行から企業へ十分な資金が流れるはずがありません。

だから、
政策が十分に実体経済へ浸透するための
状態を作らなければなりません。

そのような危機的状況の中で、
今すぐに金融危機を収めるために
まず米国政府がやるべきことは、
「不良債権の買取りでも、公的資金の資本注入でもなく、
金融市場への流動性の確保だ」

論文で早くから述べていたのは、大前研一氏です。

金融市場の火事を消すことが、
まずは先決であることは云うまでもありませんが、
その流動性の確保もただ、
政府が市場へ資金を供給するだけでは、
流動性の枯渇(こかつ)は解消されません。
それは、
「信用危機」がいまだ解消されていないからです。


その「信用危機」を解消するよい考えを見つけました。

2008年12月号のForesight(フォーサイト)に
ポール・ケネディ(米エール大学教授)氏のインタビュー記事です。
ちなみに、ポール・ケネディ氏は、
近代における国家権力および国際支配力をテーマにした
「大国の興亡」の著者としても有名です。

インタビュー記事のテーマは、
オバマ大統領が率いるのはどんなアメリカなのか』
というものでした。

その記事の中でも、
オバマ版「ニューディール」政策について触れていました。

どのようなことが述べられていたかを簡単にまとめますと
次のようになります。

『今回の金融危機は、
 金融機関の心理的な「恐れ」が「信用」を崩し、
 お金が流れなくなってしまった。』

「この状態を脱却する方法を私は一つしか思いつかない。」


このように述べていました。

そして、
その方法とは、
「資本主義の国々の間で、世界上位25の銀行について、
 関係する国の政府が破綻させないと保証することで、
 ”セーフティーネット”を構築すること」


これは要するに、
アメリカや日本や欧州先進国や中国、インドなどBRICs諸国や
中東のいくつかの国々の銀行の取引を合計すれば、
世界を流通するマネーの90%になります。
これらの銀行を破綻させないと世界各国が保障するというものです。

そして、
「このような安全ネットを作れば、
 少しずつ基盤の部分でお金が流れ、
 経済が動き出す。
 これがオバマ版ニューディールとなる」


つまり、
この国際協調による銀行の保障体制が
オバマ版「ニューディール」政策の必要条件
であると
ポール・ケネディ氏はこのように語っています。

私もこの考えに賛同します。

市場が安定しているときは、
民間に任せておけば上手く行きますが、
現在のような市場の信用危機の状況では、
銀行への政府の保証は大きいです。

世界を流通するマネーの90%を「信用」というネットにより
流動性が確保されれば、
金融機関から民間企業へお金が流れ始め、
そのお金から企業が設備投資などへも活用できるようになれば
実体経済も動き始めるはずです。


ポール・ケネディ氏が述べるとおり、
このように金融市場で「信用」が成立すれば、

政府が投資する
    ↓
銀行がお金を貸す
    ↓
企業の経営活動が活発になり収益は向上する
    ↓
国民所得が増える
    ↓
消費が増える
    ↓
景気がよくなる

これはイギリスの経済学者である
ジョン・メイナード・ケインズが唱えた
『経済の乗数効果』ですが、
世界各国が保障することで「信用」を取り戻し
このように実体経済への波及効果が広がり、
お金の流れも拡大して行くことが期待できます。

オバマ版「ニューディール」政策を支えるための必要条件
読者の皆さんは如何でしょうか。


引き続き、
国際金融経済の行方をしっかり視て行き、
読者の皆さんの役に立てる記事を書きたいと思いますので
どうぞよろしくお願い致します。
(応援クリックしてくださり誠にありがとうございます。)


本日も最後までブログをお読みくださりありがとうございました。


ランキングへ参加しています。
クリックして頂きますと一票が入りますので、応援して頂ければ幸いです。
こちらを1クリックどうぞよろしくお願い致します。
     ↓↓↓
ブログ・ランキングへ






いつも本当にありがとうございます。
 ブログヘのうれしいコメントはこれからもありがたく頂戴いたします。
 但し、金融情報の提供や具体的なアドバイスなどを求める
 ご質問につきましてはお応えできませんのであらかじめご了承くださいませ。
 今後ともどうぞよろしくお願い致します。
スポンサーサイト

テーマ:ビジネス - ジャンル:ビジネス

コメント

素晴らしいです!

こんにちは、にしやんです。
ポール・ケネディ氏の意見、まさにその通りだと思います。
世界が一丸となってこの危機を乗り越えようという
雰囲気が感じられますので、これは実現可能ではないでしょうか。
実現すれば、かなりの効果があると思います。
素晴らしい情報、ありがとうございました!
応援して帰りますね。

  • 2008/12/04(木) 12:54:09 |
  • URL |
  • FX初心者のサラリーマンでも勝てる!脅威のFXシステムトレード講座 #-
  • [ 編集]

にしやん様
コメントありがとうございます。
国際協調による銀行の政府保証は
実現できると思います。
今後ともよろしくお願い致します。
いつも応援してくださりありがとうございます。

  • 2008/12/04(木) 16:43:15 |
  • URL |
  • 実践派FP斉藤 #-
  • [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://slowrichlife.blog41.fc2.com/tb.php/172-0a2cfe81
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。