実践派FPのスローリッチのすすめ

本業を大切にしプライベートも充実させながら、ゆっくりと「賢明で幸せなお金持ちになりたい人」を意識したブログです。金融基礎知識のない初心者のために保険や投資信託などにも触れていきます。

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資本注入(資本投入)の意味

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実践派FP(ファイナンシャルプランナー
斉藤俊行(豊島区FP)のブログです。
読者の皆さまのお金と幸せと成功に、
少しでもお役に立つ記事を書けるようにブログへ取り組んでいます。


金融安定化策も予想以上に各国が協調体制の下、
迅速に金融機関への資本注入を行うことになり
よかったです。
市場(投資家)の失望感はなんとしても避けようとする考えは
伝わってきます。

私以外の投資家の人たちも
少々安心出来たのではないでしょうか。
G7、G20以降、
マーケット全体へも安心感は広がったように感じます。

私も10月に株価が底値をつけることを
期待している投資家の一人として、
ユダヤのことわざ・ウォール街の格言などを紹介し
ブログへ自分の考えを書いてきました。
だから
株価が大きく上下することは当然あっても
最安値を更新するような相場展開にならないように
して欲しいものです。

また株価が上がるとよいのは投資家だけではありません。
実体経済にもよい効果を与えます。
このように話しますと
「なぜだろう??」
と思われがちですが
私たち庶民の生活にもプラスになるのです。

なぜプラスになるかといえば、
大企業はじめ上場企業は自分の株式(自社株)を上場させています。
それに企業は自社株を当然持っています。
その自社の株価が上がれば
企業の資産の価値は上昇します。
資産価値が上昇すれば会社も個人同様にプラスに作用します。

このように自分の保有する株式や資産が価格上昇により
帳簿の価格よりも高くなることを
評価益とか含み益といいます。
(逆に株価や資産が下がれば評価損、含み損になります)

また大企業は
自社株以外の上場株式や不動産などへ投資し
会社の資産として
たくさん持っていることがあります。
とくに銀行などの金融機関は、
一般の企業よりもその傾向が強く
他社の上場株式をたくさん保有しています。

ですから、
株価が上がれば資産は拡大し、
株価が下がれば資産は縮小します。

これは個人にあてはめれば
分かりやすいと思います。
自分が投資した株式が上昇して価値が上がれば
自分はお金持ちになり、
逆であれば、
損したことになり資産は小さくなるということです。
そんなときは、
個人は買い物や旅行を控えたりしますね。
企業も経済活動が消極的になるのは同じです。

その価格変動により自分の感情をイメージすれば、
株式を保有する一般企業や金融機関の状況は
理解できると思います。
(企業も個人もこの感情に支配され経済活動は行われます)

つまり
株価が上昇すれば、
企業や金融機関が保有する株式の評価額は上昇します。
評価益の拡大または評価損があれば損失は減少してくれます。

そうなると企業は積極的になりますから、
設備投資や研究開発の意欲が増し
経済活動が活発になってきます。

次に活動するためには資金が必要になります。
お金は急にポンと出てくるものではないので、
企業は銀行へお金を借りることを積極的に行うようになります。

銀行なども貸し出しに積極的なっています。
(この好景気の流れは金利も上昇していきます)

銀行にお金を貸す資金の余裕がなければ
お金は貸せませんが、
株価上昇・好景気の流れの中では、
銀行が保有する株式も上昇していますから
評価益の拡大、自己資本比率の上昇につながります。

この金融機関の自己資本比率は、
銀行などが業務を行う上で大切な指標となりますから
企業への融資にも関係が深いのです。

ちなみに
自己資本比率とは、
総資本(総資産)に対する自己資本割合を見るもので、
自己資本÷総資本=自己資本比率です。

また総資本とは、
自己資本と他人資本を足した合計です。
他人資本とは負債のことです。

また自己資本が多いということは、
それだけ他人資本が少ない、
つまり負債が少ないということなります。
資金繰りに追われることなく
営業活動に専念できる企業は経営活動は活発です。

また
融資など貸付金となる他人資本の場合は
返済しなくてはなりませんが、
自己資本となる資本金は返済しないでよい金額なので
経営上の負担では大きな違いがあります。


この点は、
資本注入資本投入)の意味」を考える上で重要です。

この自己資本比率は、
一般企業であれば、
20%くらいは保ちたいといわれています。

小さい会社などは、
無借金経営などをして
自己資本比率100%を保てる企業はあると思います。

尚、銀行の場合は「BIS基準」というものがあり
自己資本比率の規制、基準が設けられています。


このBISとは、
スイスのバーゼルにある国際決済銀行
(Bank for International Settlements)
という国際機関のことで、
この銀行が定める基準が「BIS基準」です。


この「BIS基準」は法的な拘束力はありませんが、
主要国の金融当局は、
この「BIS基準」を国内で実施し法的に義務化をしています。

だから、
日本や欧米主要国の銀行は、
BIS基準」を義務付けられ、
この基準をクリアしないと
銀行業務が出来ないことになっています。

参考までに
BIS基準」を具体的にお伝えいますと、
国際業務を行う銀行に対しては8%以上、
国内業務のみを行う銀行に対しては4%以上の
自己資本比率の維持が必要です。


この自己資本比率が高い銀行ほど
市場では信用度が増すのです。

既にここまでの話で
なぜ銀行などの金融機関へ資本注入が必要なのか
ご理解された読者の方も多いかと思いますが
世界の金融マーケットで国際業務を行う銀行にとっては
国際業務を行えるかどうかもありますが、
それより世界の金融マーケットや他の金融機関から
この自己資本比率によって信用度が高まったり
信用されなくなったりしてしまうので、
なんとしてもこの自己資本比率は高めたいのです。

現在は株式や不動産および
サブプライムローンや証券化した金融商品などの
価格は全体的に大幅に下落しています。

だから
サブプライムローンに直接関わっていない金融機関も
資産価値があるものは、
相場全体を押し下げられてしまっていますから
資産価値の評価損が大きくなってしまっています。

そうなれば、
プラスの資産が目減りするから、
銀行などの金融機関の自己資本比率は押し下げられます。

この自己資本比率の低下を銀行の自助努力で行えば
自己資本を取り崩して補填しますから
当然、自己資本は低下します。

しかし、
銀行は自己資本比率が低下すると
信用が無くなることを知っていますから
新たな融資へ消極的になります。
これが「貸し渋り」といわれるものです。

また株価などの下落が続き
景気が悪化し企業の返済不能など
更に自己資本の低下が懸念されれば、
貸し付けた企業から資金の回収を始めます。
これが「貸しはがし」と言われるものです。

このような「貸し渋り」や「貸しはがし」を
銀行など金融機関からされたらどうでしょうか?

経済全体に悪影響が出るから、
ぞっとしますね。

投資家や企業の経済活動はやりにくくなりますし、
「貸しはがし」などにあったら
資金繰りに苦しみ倒産する企業は広がって行きます。

最悪は連鎖倒産です。
金融機関も貸付金を資金回収できなくなり
いずれは経営危機、破綻ということになります。

このように、
金融機関が自己資本の状態が良好でなくなると
銀行は貸付など資金供給を絞り込んできます。

そうすることにより、
一般の企業の経済活動は消極的になり、
事業環境は悪化していきます。

事業自体が上手くまわらなくなれば
実物経済も悪くなります。

そして、
本格的に景気が後退していきます。

それを最小限に食い止めるために
世界各国で協調し
各国の政府や中央銀行が必死に努力しているのです。

その対応策の一つで重要なものが、
金融機関への資本注入ということになります。

最近は、
銀行など金融機関への資本注入についての
ニュースが大変盛んです。
「資本の予防注入」などの言葉も出てきました。
まるで、
私たち人間が病気にならないために注射する
予防接種みたいですね。

これからも世界各国で
次から次へと資本注入される金融機関が出てくるはずです。

なんで経営危機でもない金融機関まで
政府は資本注入しなければならないなんだ、
資本の予防注入など予防接種の注射のような言い方をして
自分たちの大切な税金を使いふざけるな!
など世界各国の国民感情を背景に
私たち一般庶民は怒りを覚えてしまいがちです。
しかし
経済のプロセスをよく考えてみますと、
実際は、
銀行など金融機関の資金供給が活性化しないと
実体経済へのマイナスの影響や
景気後退が懸念されるので、
「資本注入(資本投入)の意味」が分かってきます。

現在の金融危機への対応策で
金融機関への資本注入は意味があるものと考えますが、
読者の皆さんは如何でしょうか。


これからも金融マーケットの短期的な相場に
感情を動かされることなく
国際金融経済の行方をしっかり視て行きます。
そして、
読者の皆さんの役に立てる記事を書きたいと思いますので
どうぞよろしくお願い致します。
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本日も最後までブログをお読みくださりありがとうございました。


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コメント

10月の株価が底になるといいですね。少しずつ投信買ってますけど、本格的に買いにいくのは為替と株の乱高下が落ち着いてからですかね。

  • 2008/10/23(木) 00:35:23 |
  • URL |
  • まる #-
  • [ 編集]

今の時期は投資のチャンスだと思っています

まる様
コメントありがとうございます。
株価は乱高下し株価がこれ以上、下がらないこと期待していますが、
大底を的中させるのはいつも難しいと思います。
しかし、
今の株価の水準は低水準で日本円がとても強い時なので
私はチャンスと考え株式ファンドを買い続けています。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。

  • 2008/10/23(木) 10:37:16 |
  • URL |
  • 実践派FP斉藤 #-
  • [ 編集]

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